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ブロぐるめ!の特集/連載 : ピックアップ
2010.02.20第11回:「ガレットのお菓子日記」ガレットさん
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「ガレットのお菓子日記」
byガレットさん
WEBサイトやブログが初めて出現した時スターになっていった人たちを思い返してみると、それは圧倒的な情報量を届けている運営者の方々ではなかったでしょうか。

それまでマスコミの仕事とされていた「一歩踏み込んだ情報を届ける役目」を、「その題材が好きで精通している素人」が提供することができる点が、世に驚きをもたらしたワケです。

さて、種々様々なブログが定着した今、”半分素人、半分玄人の絶妙なバランス感”を見事に体現し続けているのが、 「ガレットのお菓子日記」 のガレットさんです!

新たな一歩としてブロぐるめ!主催の 「出版企画コンテスト」 に応募し最終審査まで残ったガレットさんに、お話をうかがってきました!
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ブログを始めたきっかけは何ですか?
自宅でお菓子教室を開き、生徒さんにも恵まれて充実した生活が、遠方へのお引越で一変。ゼロからのスタートになってしまいましたので、ブログで生徒集めができればいいなと、軽い気持ちで始めてみました。

といっても、最初は何から書いていいのかよくわからず、少し軌道にのってから「生徒募集」を掲げようと、とりあえずは手作りしたお菓子や食べた物の記録をメモのように並べていました。

最初につけたタイトルは『お菓子作りの道具と材料』。

使って便利だと思ったお菓子の道具をアフィリエイトしてみたり、パティシエの講習会レポートやヨーロッパ旅日記をのせてみたり。今見ると、私、何をしたかったのでしょうね〜?「グルメブロガー」「食ブロガー」という言葉もなかった頃のことです。
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ご自身のブログの紹介をお願いします。
美味しいと感じたものを自分の言葉でリアルに表現し、読んで下さった方が「これ食べてみたい♪」「このお店に行ってみよう!」と思えるような食ブログをめざしています。

よく言われるのは、「内容が濃い」「情報量が多い」。

何がどう美味しいのか、シェフはどういう意図でそのお菓子を作っているのか、そこに使われる言葉の意味は…等々、かなり細かいところまで詰め込んでいます。

いつもこんなに長い文章、読んでくれる人が本当にいるのかな?と思いつつ書いているんですよ。『ガレットのお菓子日記』を読まれた方が、何か「知らなかった情報が手に入った」というお得感を持っていただけたら嬉しいです。
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ブログのコンセプトや、運営上のこだわりなどありますか?
自分の目で見て味わった感想を、「おいしい」という言葉をできるだけ使わずに、自分なりの言葉で伝えたいと思っています。読んでいるうちに、横で一緒に食べているような感覚になっていただけるように、味だけでなくその場の空気感もお伝えしています。

悪口は極力書きたくないです。読んで幸せな気分になっていただける文章がいいですね。

写真は、“芸術的な美しさ”はプロのカメラマンにおまかせし、私は目の前のお菓子をこれから実際に食べる目線、食べている最中の動きなど、これを口にしたら絶対に美味しいにちがいない!と思えるように意識して撮っています。
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ブログを始めたことによって得られたものや、発見はありましたか?
最初は、興味を持って読んで下さる方がいるのか、誰に向かって書いているのか相手が見えず、本当に不安でした。

だんだん多くの温かいコメントやメッセージをいただけるようになって、記事に対するリアルな反応もわかり、ブログは一方通行ではないと感じて嬉しかったですね。お読みいただいている方々に、心から感謝しています。同じ好みを持つお友達ができたのも、本当にありがたいことです。

コツコツと書き続けているうちに、様々なイベントにお誘いいただいたり試食会にお声をかけていただいたりして、少しずつ「食ブロガー」としての活動が認められてきたことは大きな収穫です。パティシエにお会いした時に「読んでいますよ」とおっしゃっていただけることもあり、舞い上がってしまうことも。主婦が名刺を持てることに、ある種の幸せを感じています。
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ところで、ブロぐるめ!の出版企画コンテストに応募した動機は何ですか?
「そんなにお金と時間をかけて食べ歩き、パソコンの前に張り付いて太っちゃって、何になるの」という夫の言葉が引き金ですね。情熱を傾けてブログを書き、読者に喜んでいただいても、「君のしていることは仕事じゃないんだから。」という一言でバッサリ。お金にならないことは全て「遊び」と分類されると、なんだか違う…。自分が食べた体験談、そこで得た知識、気づいた事、多くの人に美味しい情報をお伝えしたいという思いが書籍というはっきりした形になれば、認めてもらえる。それが最初のきっかけでした。

ところがそれが現実の壁にブチあたって砕け散ったのは、 「出版企画勉強会」 に参加した時。

「あなたが書きたい話は、皆がお金を出して買いたい本ですか?」

出版はビジネス。売れる手ごたえがなければ出版社は動かない。自分のブログが本になれば嬉しいと単純に考えていた甘さに気付き、そこから猛烈にこの企画に本気で取り組んでみたい!と燃えました。
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それではコンテストを終えてみて、変化はありましたか?
生まれて初めて「企画書」を書き、パワーポイントで資料を作ってプロの編集者の前でプレゼンするという得がたい体験は、今思い返してもよくできたな〜と、現実離れした思いがしています。

仕事でプレゼン慣れしている夫に色々アドバイスしてもらったり、父に原稿チェックを頼んだりと、家族全員を巻き込んで嵐のような時間を過ごしました。思いがけず家族の全面協力をもらえたのは嬉しいできごとでした。血相変えて取り組んでいる必死な様子が伝わったのでしょうか?

残念ながらすぐ出版につながる結果は得られませんでしたが、お声をかけて下さる編集者がいらして、3月30日発売予定のぴあMOOK「東京定番スイーツ(仮)」(ぴあ株式会社)に、おすすめのお店を紹介するコラムのページをいただくことができました。

今は試食会レポートや百貨店の催事の取材レポートなど、目の前にある一つ一つの機会を確実に仕上げて実績を積み上げ、仕事になるようにうまくつないでいきたいです。
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今後の目標などありましたら教えて下さい。
幸いにも、講習会で学んだ時やお店でお会いしたりして何度かお目にかかるうちに、パティシエの方々のお話を伺える機会に恵まれるようになってきました。お菓子の感想を書くことだけでなく、シェフへのインタビューを積極的にお願いし、お菓子屋さんが作るお菓子にこめた思いを、多くの人にお伝えしていきたいと思っています。

それから根がマジメな性格ですので、ついつい文章が堅苦しくなってしまいがちなのを反省。楽しく読んでいただけるように、ナチュラルな文を書けるようにならなくては。

また、いつかは自分の名前で本を出版!この目標は遠くてもあきらめていません!

ガレットさんの要チェック記事!

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夏のショコラはでっぷり太って / ガレットの「ベルギー・フランス 夏のショコラとお菓子の旅」
http://plaza.rakuten.co.jp/gateau2006/diary/200808010000/

『カヌレ』ならぬ『カヌリ』はどんなお菓子? サロン・ドゥ・シェフ・タケエ 武江シェフのお菓子講習
http://plaza.rakuten.co.jp/gateau2006/diary/200905030000/

ミモザの花ケーキとイースターのお菓子 3月お菓子教室
http://plaza.rakuten.co.jp/gateau2006/diary/200903100000/

芸術的なデザートを堪能♪ デセール・ドゥ・ラ・プライム2008 パティスリースリール 岡村シェフ<後編>
http://plaza.rakuten.co.jp/gateau2006/diary/200806140000/

ガレットさんの要チェックお気に入りブログ!

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スイーツ&ごはん・ことのは
スイーツのポータルサイト「幸せのケーキ共和国」主宰の平岩理緒さんのブログ。TVチャンピオン“デパ地下女王”のパワーは健在。彼女は、ほとんどメモをとっていないのにシェフとの会話を細大漏らさず記憶してレポートする超人です。ブログの中身は私の何倍も濃い!知りたいと思う情報がぎっしり詰まった、非常にディープなスイーツ情報であふれるブログです。
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とりあえずモンブラン♪
とにかく写真が美しく、大迫力で美味しそう。初めて訪れたお店では、必ずモンブランを注文するディープなモンブランマニア、ようすけさんのブログ。モンブラン以外のスイーツ写真も満載。お気に入りのお店は何度も訪れて繰り返し新作スイーツをフォローするなど、ようすけさんからいただく情報は貴重です。

編集部からのコメント

記事を上げる度に多くのコメントが付くことからも、ガレットさんの”素人と玄人の絶妙な立ち位置”が読者に慕われている様子がよくわかります。

専門的な情報を載せつつ素人らしさも維持できているのはズバリ、臨場感のある記事の書き方の工夫にあるのでしょうね。要チェック記事を読むだけでも、ケーキにフォークを通す時の音や、シェフと対面した時の緊張、感動などがダイレクトに伝わってきて、一緒にハラハラ☆ドキドキしてしまいます。

少しずつでも夢が実っていくといいですね!ガレットさん、どうもありがとうございます!
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