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2013.06.17第21回:「ひるどき日本ランチ日記」takapuさん
「ひるどき日本ランチ日記」takapuさん
「ひるどき日本ランチ日記」
by takapuさん
今回ご紹介するブロガーさんは、ご自身のブログがきっかけで活動範囲が広がり、現在では本職とのダブルキャリアで、”郷土食コーディネーター”としてご活躍されている方です。

「ひるどき日本ランチ日記」 のtakapuさんは、高校を卒業してすぐに、中央官庁に就職。ランチタイムに凝縮された東京の姿に関心を抱き、2004年よりブログを始めました。

中でも青森の食材や食文化におおきな刺激を受け、縁あって2年間、青森県庁に就職。

津軽地方の郷土料理を認定し、それら料理を伝承する飲食店を紹介していく 「津軽料理遺産プロジェクト」 のメンバーとして活動し、その延長として、郷土料理が詰め込まれた駅弁「ばっちゃ御膳」を企画、発売まで実現させました。

現在は青森県庁から中央官庁に戻り、本職を務めつつ、地域資源活用事業や、商品企画・提案、観光マップアドバイザー、執筆・講演活動でご活躍されています。

そんな takapuさんに、インタビューをお願いしました!
1.ブログを始めたきっかけは何ですか?
1.ブログを始めたきっかけは何ですか?
高校を卒業してすぐ社会人になり、最初は勤務先の食堂でお昼を食べていたのですが、周辺の飲食店を巡るようになりました。

すると、色々なものが詰まった東京のランチタイム自体に興味を持つようになり、その時々に出会った味の記憶を残したくなったんです。

で、丁度その頃が、movabletype(ブログを作成するためのCMS)の普及時期と重なって、ランチ食べ歩きブログを始めました。
2.ご自身のブログの紹介をお願いします。
2.ご自身のブログの紹介をお願いします。
ブログタイトルのとおり、元々は、勤務エリア周辺を中心に都内でランチを食べ歩くブログでした。

ただ、これが縁となって色々な方との交流が始まったことで、今では地方の食文化や料理、あるいは夜ごはんについても綴るようになりました。

ある意味、ブログタイトル詐欺です(笑)。
3.ブログのコンセプトや、運営上のこだわ...
3.ブログのコンセプトや、運営上のこだわりなどありますか?
まずは、誰かの「美味しかった」をなぞるだけの記事を書かないことです。

元々、ブログが持つオウンメディアの性格を考えれば、書き綴る意義は自分の「美味しかった」を残すことにあると思います。だから、自分の物差しによる印象や感想を残さないと、続ける意味が消えてしまうと思うんです。

例え、記事が批判されて結果的に少数派になっても、ポリシーが明確であるならば、それでいいと思います。多数派の旗手になるためにブログをやっている訳ではありませんし、それがオウンメディアの意義だと思っています。

もう一つは、ブログにまつわる色々な話が来ても、絶対に偉ぶらないことです。昔、評価視点の記事ばかりを書いていたのですが、当時は料理を評価することと、その記事が誰かに評価され、媒体に出たりすることに意義がある。そう勘違いしていました。

でも、違うんです。評価はメディアからしていただくものではなく、奇跡的にブログを見ていただいた、出会ったことのない方からしていただくもの。そんな方のお昼ごはんや旅先での美味しさの記憶に、自分の記事がきっかけやヒントになればそれでいい。そう思うようになりました。

今、そんな経験から郷土食コーディネーターとして、食の地域活性活動に携わらせていただいており、自分がお手伝いさせていただいた商品を紹介させていただくことはありますが、基本的にブログのトーン&マナーから外れる内容。

そもそも、企業タイアップや自分の宣伝しか載らないブログは、僕が考えるブログの目的から外れていると思うんです。
4.ブログを始めたことによって得られたも...
4.ブログを始めたことによって得られたものや、発見はありましたか?
一言でまとめると、「人生の視野が広がった」に尽きます。

公務員という職業なので、全く外の人と接する機会がなかったのですが、ブログを始めたことによって、自分の知らない世界に生きる色々なプロの方との接点を持つことができました。

それをきっかけに全国の食文化に興味を持つようになって、郷土食コーディネーターという肩書きで活動を始めたり、それが縁で青森の人や味と知り合って、その魅力に惹かれて青森県に2年間移り住んで、津軽料理遺産の事業に携わることになった。

ブログを書き綴っていなかったら、自分の人生はつまらないものだったんだろうなぁ・・・と、今でも思います。
5.今後の目標などありましたら教えて下さ...
5.今後の目標などありましたら教えて下さい。
「津軽料理遺産」というプロジェクトを通じて、食文化の特長をデジタルアーカイブとして残しつつ、今もその味を伝承するお店を紹介するプロジェクトに取り組んでいます。

これを全国に展開したいです。

女系で受け継がれる食文化は、まだウェブ上に記録が少ないので、全国のおばぁちゃん世代が現役のうちに、孫の世代に受け継ぐためのお手伝いをしていきたいです。

元々、食の力で地域活性化に取り組みたいなぁと、ブログを始めてから思うようになったのですが、そんな共通の志を持つ人とブログを通じて出会い、事業に取り組めればこれほど素敵なことはありません。

takapuさんの要チェック記事!

昔から営まれている個店と、地域で愛されているお店のお昼ご飯が好きなので、その中からお気に入り。
そして、人生の分岐点となった記事を紹介いたします。

【有楽町・慶楽 牛肉伽哩飯(1,000円)】
http://hirudoki.hungry.jp/archives/2012/03/05/001144.php

【新橋・「津軽伝承料理を食する会」で出会ったもの。】
http://hirudoki.hungry.jp/archives/2007/02/12/000087.php

【大鰐町・山崎食堂 大鰐温泉もやし炒め定食】
http://hirudoki.hungry.jp/archives/2011/02/05/000986.php

【新潟県新潟市・とんかつ太郎 かつ丼(970円)】
http://hirudoki.hungry.jp/archives/2012/08/09/001310.php

takapuさんの要チェックお気に入りブログ!

新潟生活
新潟の食材や食文化を、実際にお住まいになっているからこその視点で綴っているブログです。

青森に住んでいた時は、四季の移ろいに触れる機会が色々あったのですが、東京に住んでいるとこういった歳時記系のブログが恋しくなるものです。読むだけで新潟に行きたくなりますし、自分もこういった記事を書き続けたいです。
バウルー ホットサンドカフェ
手前味噌なのですが、去年から仲間と一緒にバウルーというホットサンドメーカーを紹介する、ウェブサイトを運営しています。

ホットサンドのレシピだけではなく、調理器具としての歴史や色々な家庭で使われている物語を紹介しているのですが、実はこれ新潟で製造されているメイドインジャパンの調理器具なんです。日本の食材や食文化だけではなく、こういった隠れたベストセラーを紹介していきたいです。

編集部からのコメント

「なるほど!」「素晴らしい!」「これはみんなと共有したい」。そんな気持ちが徐々にリアルライフでも形をとっていく喜び、皆さんも経験があるのではないでしょうか。

何気なく綴り始めたブログがきっかけとなって、ブログの外に飛び出してフィールドを広げていく結果になった。そんな風に人生の方向が少しずつ変わっていったブロガーさんは、意外と多いのではないかと思います。

takapuさん、貴重なお時間をありがとうございました!
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